2018年6月6日水曜日

五輪の食材調達基準で注目


6/1の農業新聞で「五輪の食材調達基準で注目」の見出しが。
これは2020年に東京五輪・オリンピックが近づき、選手村などに提供する食材の調達基準となっているGAP(ギャップ・農業生産工程管理)認証取得の動きが活性化しているという報道です。政府は17年にGAP推進を閣議決定し、農水省の関連事業を拡充。都道府県も相次いで独自GAPを始めていて、将来的には国際基準に向けて統一化の方向です。


GAPとはGood Agricultural Practiceで「良い農業への取り組み」という意味で、第三者機関が定める基準に従って農業が取り組まれているか、と認証するもの。

食品安全や環境に配慮した取り組み、労働安全や人権保護、農業経営管理などに関する法令を順守して農作業の計画をたて、チェックリストを作成する、などなど。


GAPには、農林水産省のGAP、日本GAP協会が認定するJGAPASIAGAP、そしてドイツの一般社団法人のGAP普及推進機構が認定するG(グローバル)GAPが日本国内であります。

大手のイオンは20年までに自社ブラント農作物は100%GGAP(ドイツの運営する推進機構)基準を目指しています。

コストコも21年までに、すべての青果物をGAP認証農場から仕入れることを目指すとしています。

今後こうした動きが加速する中で、懸念されているのがやはり畜産動物についてですが、昨年JGAPに個人・団体の認証基準が設けられ八月から認証が始まっています。

ここにアニマルウェルフェアに関するチェック項目がありますが、順守しなければ認定が受けられないという事ではなく、言ってみれば大体の畜産業者はクリアできる項目が多く盛り込まれている中で、アニマルウェルフェアに関する項目が存在する、というくらいです。

しかし、この事でも以前から比較すれば半歩ほどは前進しています。以前はこうした言葉、概念そのものがチェック項目には盛り込まれていませんでした。
(小さな半歩ですが前進か)

農水省は「経営改善に極めて有効」と輸出促進も視野に30年までにほぼすべての国内産地で国際水準GAPを実施することを目標として設定していますので、多くの農家さんが急転換し、困惑しないように普及啓発や設備投資などの助成なども進める事が必要と考えます。九月には埼玉で大規模なオーガニックフェスが行われるとのこと(詳細は後日)。身近な選択肢としてオーガニックが選べるような社会になることを祈りつつこうした活動も全面的に応援していきたいと思います。

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